高橋留美子先生の漫画『MAO』は、現代と大正時代、さらに900年前の平安時代に起きた出来事が複雑につながる大正怪奇ロマンです。
登場人物も多く、「摩緒と百火はどんな関係?」「白眉や不知火は敵なの?」「双馬は御降家とどう関係している?」と人物関係がわかりにくく感じる人もいるのではないでしょうか。
『MAO』の人物相関を理解するポイントは、摩緒と菜花を中心に、「猫鬼の呪い」「900年前の御降家」「現在の御降家再興を巡る勢力」の3つに分けて整理することです。
この記事では、『MAO』の主要キャラクターの関係性を相関図形式で整理しながら、摩緒・菜花・百火・白眉・不知火・双馬など、それぞれの立場やつながりをわかりやすく解説します。
なお、この記事では原作コミックスの内容にも触れています。未読の人はネタバレに注意してください。また、公式に明かされていない人物関係については断定せず、考察として区別しています。
- 『MAO』主要キャラクターの関係性
- 摩緒と黄葉菜花を結ぶ“猫鬼”の呪い
- 900年前の御降家と兄弟子たちの関係
- 不知火・白眉・双馬など現在の勢力関係
- 百火と双馬に直接的な因縁があるのか
- 人物相関図を見るうえで押さえたいポイント
『MAO』の基本相関図をわかりやすく整理
『MAO』の人物関係は複雑に見えますが、大きく分けると整理しやすくなります。
| 中心人物 | 主な関係 |
| 摩緒 | 猫鬼に呪われた陰陽師。御降家の元弟子 |
| 黄葉菜花 | 現代から大正時代へ来た少女。摩緒と同じく猫鬼の呪いを受けている |
| 猫鬼 | 摩緒と菜花を呪う最凶の蠱毒 |
| 百火・華紋・白眉・不知火・夏野・大五 | 摩緒と御降家で関わった元兄弟子・姉弟子たち |
| 紗那 | 摩緒の師匠の娘。900年前の事件を考えるうえで重要な人物 |
| 幽羅子 | 不知火の元にいる「呪いの器」。紗那と同じ顔を持つ |
| 加神双馬 | 獣を身に宿す加神家の少年。白眉に付き従う |
この中でも特に重要なのが、摩緒と菜花、900年前の御降家、そして猫鬼です。
現在の出来事だけを見るのではなく、「900年前に何が起きたのか」をあわせて確認すると、人物同士の関係が理解しやすくなります。
物語の中心は「猫鬼の呪い」と御降家崩壊の真相
『MAO』について「猫鬼事件」という言葉を見かけることもありますが、作品の基本設定を整理すると、物語の大きな軸は猫鬼の呪いと、平安時代に起きた御降家崩壊の真相です。
摩緒と菜花は、ともに猫鬼の呪いを受けています。
さらに摩緒は、陰陽師の名家・御降家の後継者争いに利用された人物でもあります。
つまり現在の怪異や人物同士の対立をたどっていくと、900年前の御降家へつながっていく構造です。
摩緒と菜花をつなぐ猫鬼
摩緒は、最凶の蠱毒とされる猫鬼(びょうき)の体を宿しています。
一方の黄葉菜花も、幼いころに起きた事故で大正時代へ漂流し、猫鬼に呪われました。
その影響によって、菜花は現在「妖の体」になっています。
時代も生い立ちも異なる二人ですが、同じ猫鬼の呪いを受けたことによって運命が交差します。
御降家崩壊が現在まで影響している
摩緒がかつて修行していた御降家は、平安時代に崩壊しました。
当時の御降家には、摩緒だけでなく百火、華紋、不知火、白眉、夏野、大五など、多くの術者がいました。
彼らが現在もさまざまな立場で登場するため、900年前の人間関係が現在の相関図へそのまま影響しているところが『MAO』の特徴です。
摩緒と黄葉菜花の関係
『MAO』の物語の中心となるのが、摩緒と黄葉菜花(きば なのか)です。
二人は同じ猫鬼の呪いを受けている
菜花が大正時代へ迷い込んだことで、陰陽師・摩緒と出会います。
摩緒は菜花を見て、彼女が普通の状態ではないことに気づきます。
その後、二人が同じ猫鬼の呪いに関係していることがわかり、行動をともにするようになります。
単なる偶然の出会いではなく、それぞれが抱える呪いの謎を解くことが二人を結びつけています。
摩緒と菜花の距離は少しずつ近づいている
最初は自分の身体に起きたことを調べるため摩緒と行動していた菜花ですが、さまざまな怪事件を経験するうちに二人の関係にも変化が生まれます。
少年サンデー公式でも、真っ直ぐな菜花の思いによって摩緒の心が動かされ、二人の距離が近づいていくことが紹介されています。
怪異や呪いの謎だけでなく、摩緒と菜花の関係がどのように変化していくのかも作品の見どころです。
黄葉菜花はどんな人物?
菜花は現代を生きる中学生です。
小学1年生のころ、一家全員が事故に巻き込まれ、自分だけが生き残りました。
猫鬼に呪われ「妖の体」になっている
菜花について「普通の人間ではないのでは?」と考察されることがありますが、現在は公式情報でも具体的な状態が明らかになっています。
菜花は猫鬼に呪われ、その影響で「妖の体」になっています。
そのため、人間離れした身体能力を見せることがあります。
一方で、「特別な血筋だから猫鬼に選ばれた」といったところまで公式に明かされているわけではありません。
現代と大正時代の両方に関わる人物
菜花は令和の世界から大正時代へ移動する人物です。
そのため、現代側の生活を持ちながら、摩緒たちが暮らす大正時代にも深く関わっています。
「現代と過去をつなぐ象徴」と解釈することはできますが、これは公式設定というより、作品構造から読み取れる考察として扱うのが適切でしょう。
摩緒と御降家の兄弟子たちの関係
『MAO』の相関図で特に複雑なのが、摩緒とかつての御降家の兄弟子・姉弟子たちです。
| 人物 | 摩緒との関係・特徴 |
| 百火 | かつての兄弟子。火の気を操る |
| 華紋 | かつての兄弟子。木の気を操る |
| 不知火 | 御降家を名乗る陰陽師。水の気を操る |
| 白眉 | 摩緒の兄弟子。金の術を操り、御降家再興を目論む |
| 夏野 | かつての姉弟子。土の気を操る |
| 大五 | かつての兄弟子。土の術者 |
かつては同じ御降家にいた人物たちですが、現在は全員が同じ目的で動いているわけではありません。
その違いが、現在の複雑な勢力関係につながっています。
百火と摩緒の関係
百火(ひゃっか)は、摩緒のかつての兄弟子です。
火の気を持つものを操る術を得意としています。
百火は900年前の摩緒を知る人物
百火と摩緒は、大正時代になって初めて知り合ったわけではありません。
900年前に御降家でともに修行していた関係です。
そのため百火は、現在の菜花が知らない御降家時代の摩緒や兄弟子たちについて知っている人物です。
御降家崩壊の真相を考えるうえでも重要な立場にいます。
百火は「敵」と決めつけられる人物ではない
百火は摩緒と考えが一致しないこともありますが、単純な敵キャラクターとして公式に位置づけられているわけではありません。
『MAO』では御降家の元弟子たちがそれぞれ異なる立場で動いているため、「誰の味方なのか」だけでなく「何を目的に行動しているのか」を見ることが大切です。
華紋と摩緒の関係
華紋(かもん)も、摩緒のかつての兄弟子です。
大正時代では「朽縄」という偽名を使い、木の気があるものを操る術を得意としています。
御降家時代から摩緒を知る兄弟子
華紋も百火と同じく、900年前の御降家で摩緒と関わっていた人物です。
そのため、御降家時代の人間関係や当時の出来事を知る重要人物の一人です。
百火・華紋・摩緒の関係を見ると、現在の人物関係だけではなく、過去の御降家で誰がどのような立場だったのかを確認する必要があることがわかります。
不知火と白眉の関係
現在の御降家を巡る動きを理解するうえで欠かせないのが、不知火と白眉です。
不知火は現在「御降家」を名乗っている
不知火は、都で「御降家」を名乗る陰陽師です。
水の気を持つものを操る術を得意としています。
御降家崩壊後の現在において、再び「御降家」という名前が使われていること自体が重要なポイントです。
白眉は御降家再興を目論む
白眉は摩緒の兄弟子で、金の術を得意とする人物です。
現在は不知火側につき、御降家の再興を目論んでいます。
そのため摩緒や百火と同じ「元御降家」という背景を持ちながら、現在は異なる目的で行動していることがわかります。
加神双馬はどんな人物?
加神双馬(かがみ そうま)は、御降家の元弟子ではありません。
ここは人物相関を整理するうえで特に注意したいポイントです。
獣を身体に宿す加神家の少年
双馬は、代々当主が身体の中へ獣を納める加神家の人物です。
本人も獣を身体に宿しています。
つまり摩緒や百火のような御降家の兄弟子ではなく、別の家系・別の背景を持つ人物です。
白眉に付き従っている
双馬は現在、白眉に付き従っています。
そのため、双馬と御降家との関係を理解する場合は、「双馬→白眉→御降家再興」という流れで見るとわかりやすいでしょう。
摩緒や百火と同じ御降家出身者として扱うのは正確ではありません。
双馬と百火に特別な関係はある?
『MAO』の人物関係を調べていると、「双馬と百火に過去の因縁があるのでは?」と気になる人もいるかもしれません。
しかし、ここは公式情報と考察を分けて整理する必要があります。
「元仲間」「過去を共有している」という設定は確認されていない
現在確認できる公式キャラクター情報では、百火は摩緒のかつての兄弟子、双馬は白眉に付き従う加神家の少年です。
二人が昔から知り合いだった、かつて仲間だった、思想の違いによって決裂した、といった設定は公式には明らかになっていません。
そのため、双馬と百火を「過去から因縁のある二人」と断定するのは避けたほうがよいでしょう。
間接的な接点は白眉と御降家
一方で、二人がまったく無関係というわけでもありません。
百火は白眉と同じく900年前の御降家に関わった人物であり、双馬は現在その白眉に付き従っています。
つまり、百火―白眉―双馬という形で、御降家を巡る現在の動きを通じて間接的につながっています。
今後この関係が直接的な対立や協力へ発展するかどうかは、原作の展開を待つ必要があります。
紗那と幽羅子の関係も重要
『MAO』の人物相関を語るうえでは、紗那と幽羅子も外せません。
紗那は摩緒の師匠の娘
紗那は、摩緒の師匠の娘です。
公式紹介では「摩緒によって殺された?」とされており、900年前に何が起きたのかを考えるうえで非常に重要な人物です。
幽羅子は紗那と同じ顔を持つ
幽羅子は、不知火の元にいる女性です。
御降家の「呪いの器」であり、紗那と同じ顔を持っているという大きな謎があります。
なぜ二人が同じ顔なのか、その関係が御降家崩壊とどのようにつながっているのかも、物語の重要なポイントです。
猫鬼は摩緒と菜花にどう関係している?
猫鬼は、『MAO』の人物相関を成立させている中心的な存在です。
人の身体を乗っ取る最凶の蠱毒
猫鬼は、人の身体を乗っ取って生きる猫の蠱毒です。
さらに陰陽道の禁書を喰らったことで、寿命を操る術も得ています。
摩緒は猫鬼の体を宿し、菜花も猫鬼に呪われています。
そのため、摩緒と菜花の関係を理解するうえで猫鬼は欠かせない存在です。
猫鬼との決着が物語の大きな鍵
摩緒は猫鬼を追い求めています。
さらに菜花も猫鬼の呪いによって身体が変化しています。
このため、猫鬼が何を目的としているのか、摩緒と菜花の呪いがどのように決着するのかは、今後の物語を考えるうえで重要でしょう。
『MAO』の相関図が複雑に見える3つの理由
『MAO』の人物関係がわかりにくく感じられるのには理由があります。
900年前と現在の人間関係が重なっている
一つ目は、現在の関係だけではなく900年前の御降家時代の関係が同時に描かれていることです。
摩緒・百火・華紋・白眉・不知火・夏野・大五などは、過去と現在の両方を見る必要があります。
現在だけを見ると敵対していても、900年前には同じ場所で修行していた人物もいます。
同じ御降家出身でも立場が違う
二つ目は、同じ御降家にいたからといって、現在も同じ陣営ではないことです。
白眉は御降家再興を目論んでいますが、摩緒や百火が同じ目的で動いているわけではありません。
そのため、「御降家側」という一つのグループでまとめないほうが理解しやすくなります。
呪い・血筋・術まで人物関係に影響する
三つ目は、人間関係だけでなく呪いや家系も関わっていることです。
摩緒と菜花には猫鬼の呪い、双馬には加神家の獣、幽羅子には「呪いの器」という背景があります。
誰と仲が良いかだけでなく、「どんな呪いや過去を背負っているのか」まで見ることが『MAO』の相関図を理解するコツです。
初心者向け『MAO』相関図の覚え方
登場人物が多くて混乱する場合は、最初から全員を覚える必要はありません。
まずは摩緒・菜花・猫鬼を覚える
最初に押さえたいのは、摩緒・菜花・猫鬼の3者です。
- 摩緒=猫鬼を追う陰陽師
- 菜花=猫鬼に呪われた現代の少女
- 猫鬼=二人をつなぐ最凶の蠱毒
この3者を中心にすると、基本的な物語を理解しやすくなります。
次に900年前の御降家組を覚える
次に、摩緒の元兄弟子・姉弟子を整理します。
百火、華紋、不知火、白眉、夏野、大五などです。
「全員が同じ現在の味方ではない」という点だけ押さえておけば、細かな関係は物語を読みながら覚えていけます。
双馬は白眉側の人物として整理する
双馬は摩緒の元兄弟子ではありません。
加神家の少年で、現在は白眉に付き従っています。
「双馬=白眉を通じて現在の御降家再興へ関わる人物」と覚えると整理しやすいでしょう。
2026年現在の『MAO』最新状況
『MAO』は2026年現在も『週刊少年サンデー』で連載されています。
コミックスも刊行が続いており、物語では御降家崩壊を巡る過去の謎が少しずつ掘り下げられています。
コミックス最新刊は29巻
2026年8月時点では、コミックス最新刊は29巻です。
29巻では、大五と紗那を巡る過去にも焦点が当たり、御降家時代の出来事を理解するうえで重要な展開が続いています。
TVアニメも放送中
TVアニメ『MAO』は2026年4月4日からNHK総合で放送されています。
連続2クールでの放送となっており、摩緒役を梶裕貴さん、黄葉菜花役を川井田夏海さん、百火役を下野紘さん、華紋役を豊永利行さんが担当しています。
アニメをきっかけに人物関係を整理したい場合も、原作の相関を確認しておくとストーリーを理解しやすくなるでしょう。
『MAO』相関図まとめ
『MAO』の人物相関は、一見すると複雑ですが、中心となる関係を順番に整理すれば理解しやすくなります。
まず摩緒と菜花をつなぐのが猫鬼の呪い。
その摩緒の過去につながるのが、900年前の御降家と百火・華紋・白眉・不知火・夏野・大五などの兄弟子・姉弟子たちです。
そして現在の御降家再興を巡る動きでは、不知火や白眉、その白眉に付き従う双馬などが関わっています。
双馬と百火を直接結びつけすぎないことがポイント
人物相関を整理するうえで特に注意したいのが、双馬と百火です。
百火は摩緒の900年前からの兄弟子ですが、双馬は加神家の少年であり、白眉に付き従う人物です。
二人が昔からの仲間だった、思想の違いで決裂した、といった公式設定は現在確認されていません。
二人の間には、白眉や御降家を通した間接的な接点があると理解するのが自然です。
「誰が敵か」より「誰と何でつながっているか」で見る
『MAO』では、単純に「味方」「敵」という二分類だけで人物を整理すると、かえってわかりにくくなります。
それよりも、「御降家の元弟子」「猫鬼の呪い」「不知火側」「白眉に付き従う人物」といった関係で整理するのがおすすめです。
そうすることで、現在の対立だけではなく、900年前から続く人物たちの因縁も理解しやすくなります。
今後、御降家崩壊の真相や猫鬼の目的、紗那と幽羅子の関係などがさらに明らかになれば、現在の相関図も変化していく可能性があります。
まずは公式に判明している人物関係を押さえ、そのうえで未解決の部分を考察として楽しむと、『MAO』の複雑な物語をより深く味わえるでしょう。
- 『MAO』の中心人物は摩緒と黄葉菜花
- 摩緒と菜花はともに猫鬼の呪いを受けている
- 菜花は猫鬼の影響で「妖の体」になっている
- 百火は摩緒の900年前からの兄弟子で火の術者
- 華紋・白眉・不知火・夏野・大五も御降家に関わる人物
- 白眉は現在、御降家再興を目論んでいる
- 加神双馬は獣を身に宿し白眉に付き従う少年
- 双馬と百火が昔からの仲間だったという公式設定は確認されていない
- 紗那と同じ顔を持つ幽羅子も御降家の謎を解く重要人物
- 人物関係は「敵・味方」より御降家・呪い・目的で整理するとわかりやすい
- 2026年8月時点で原作は連載中、コミックス最新刊は29巻
- TVアニメは2026年4月4日からNHK総合で放送中



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